「結婚したいな」と思った時、まず友人や知人に紹介をお願いしたことがある方もいると思います。
自分のことを知っている人からの紹介には、やはり安心感があります。まったく知らない人と出会うより、相手の身元や人柄がある程度分かっている気がしますし、紹介してくれる人も「この人なら合いそう」と考えてくれているはずです。
実際に、友達の紹介から良いご縁につながる方もいます。友達の紹介は、婚活の入口として決して悪い方法ではありません。
ただ一方で、紹介ならではの難しさもあります。特に多いのが、「断りづらい」「気まずい」「紹介してくれた人に申し訳ない」という悩みです。
紹介してもらったのはありがたい。でも、会ってみたら少し違った。相手が悪い人ではないから、なおさら断りづらい。しかも、相手本人だけでなく、紹介者との関係まで気になってしまう。
こういう気持ちを抱えたことがある方もいるのではないでしょうか。
「悪い人ではない」が、一番断りづらい
友達の紹介で特に難しいのは、お相手が悪い人ではない時です。
感じが悪いわけではない。失礼なことをされたわけでもない。でも、結婚相手として考えると、何かが違う。
この「何かが違う」という感覚は、婚活ではとても大切です。結婚は条件だけで決めるものではありません。一緒にいて自然体でいられるか。会話のテンポが合うか。沈黙が苦しくないか。この人と日常を重ねるイメージが持てるか。こうしたことは、会ってみないと分かりません。だから、会ってみた結果、「良い人だけど違う」と感じることは普通にあります。
でも、友達の紹介だと、この「良い人だけど違う」がとても言いづらい。
紹介者に説明しようとしても、うまく言葉にならないことがあります。「何がダメだったの?」と聞かれても、はっきりした理由があるわけではない。「悪い人じゃないなら、もう少し会ってみたら?」と言われると、さらに断りにくくなる。
自分の感覚を大切にしたいのに、相手や紹介者に申し訳ない気持ちが勝ってしまう。そうして、違和感があるまま連絡を続けてしまうことがあります。婚活が「相手探し」ではなく「人間関係の調整」になってしまう感覚、と言えばいいでしょうか。
「自分はどうしたいのか」よりも、「誰を傷つけないか」「紹介者にどう思われるか」が中心になってくると、婚活そのものがしんどくなってしまいます。
私自身も、3回デートして断ったことがあります
私自身も、婚活を約1年頑張った時期があります。
友人から紹介してもらって、3回デートした相手に、お断りをしたことがありました。
その方は、本当に悪い人ではなかったんです。話も普通にできましたし、失礼なこともなかった。でも、3回会っても、なんとなく気持ちが前に進まなくて。「もう一度会えば変わるかもしれない」と思いつつ、自分でも「違うな」とうっすら感じていたと思います。
断ることを決めた後、一番しんどかったのは相手への連絡よりも、紹介してくれた友人への説明でした。「なんで?」「何が合わなかったの?」と聞かれたとき、うまく言葉が出てこなかった。「悪い人じゃないんだけど…」と言えば言うほど、自分がわがままに見える気がして。
結局、「ご縁がなかった」という以外に説明のしようがないのですが、それを友人に納得してもらうのは難しかった。しばらく、その友人との間に微妙な空気が流れたのも覚えています。
だから、婚活で「断る」「断られる」ことのしんどさは、軽く見られないと思っています。特に友人の紹介では、お相手への申し訳なさと、紹介者への気まずさが同時にきます。
結婚相談所では、お断りも仲人が間に入ります
だからこそ、結婚相談所という第三者を通す意味があります。
結婚相談所では、お見合い後のお返事や、交際終了の連絡を、仲人を通じて行います。お相手に直接「今回はご縁がありませんでした」と伝える必要はありません。間に立ってくれた友人の顔色をうかがう必要もありません。
もちろん、お相手への礼儀は大切です。断ることを軽く考えていいという意味ではありません。相手も時間を使い、気持ちを向けてくれています。だからこそ、丁寧に区切ることが大切です。
ただ、婚活では「会ってみたけれど違った」ということが普通にあります。プロフィールでは良さそうに見えたけれど、実際に会ったら少し違った。人柄は素敵だけれど、結婚生活のイメージが持てなかった。何度か会ってみたけれど、気持ちが前に進まなかった。そういうことは、誰にでも起こり得ます。
会ってみる。感じたことを整理する。違うと思ったら丁寧に区切る。そして、また次のご縁を探す。この流れを、必要以上に気まずくならずに進められること。それが、結婚相談所で婚活する大きなメリットのひとつです。
第三者がいるから、自分の気持ちに正直になれる
仲人が間に入る良さは、単に連絡を代わりにすることだけではありません。
第三者がいることで、自分の気持ちを整理しやすくなることがあります。お見合い後に「悪い人ではなかったけれど、もう一度会うか迷う」「楽しかったけれど、結婚相手として見られるかはまだ分からない」「なんか違うかもしれないけど、自分の考えすぎかも」と感じることがあります。こういう気持ちは、一人で抱えていると分からなくなりがちです。
友人に相談すると、友人としての優しさで「もう少し会ってみたら?」と言ってくれるかもしれません。逆に「やめておいた方がいいよ」と強く背中を押してくれることもある。どちらもありがたい言葉です。でも、婚活の場では、友人とは少し違う距離感の第三者が必要になることがあります。
空のベンチでは、親身に話を聞きながらも、必要な時には仲人として間に入ります。会員さんが「この人、なんか違うかも」と感じた時に、正直に話してもらえる関係でありたいと思っています。
その違和感が、少し緊張しているだけなのか。相手をまだよく知らないからなのか。それとも、結婚相手として大事にしたい部分に関わるものなのか。一緒に整理することで、次に進むか、丁寧に区切るかを考えやすくなります。
紹介者への遠慮で、自分の未来を後回しにしない
友達の紹介では、紹介してくれた人への感謝があるからこそ、遠慮が生まれます。せっかく動いてくれた。自分のことを考えて紹介してくれた。だから、簡単に断ってはいけない気がする。そう思う気持ちは、優しさでもあります。
ただ、その優しさで自分の未来を後回しにしすぎないでほしいのです。
結婚するのは、紹介者ではありません。実際に一緒に暮らしていくのは、自分自身です。紹介者に感謝することと、自分の気持ちに正直でいることは、両立していいはずです。
紹介してもらった相手と合わなかったからといって、紹介者への感謝がなくなるわけではありません。丁寧に向き合ったなら、それは失礼なことではありません。ただ、現実にはそれを自分で伝えるのが難しい。だからこそ、第三者が間に入る仕組みが役に立つことがあります。
友達の紹介で疲れてしまった方へ
知人の紹介だと安心感はある。でも、気を使いすぎて疲れてしまう。かといって、機械的なシステムだけで進める婚活も少し不安。誰かに自分のことを分かってもらいながら、でも友人関係のしがらみとは少し離れて婚活したい。
そう感じる方には、仲人が間に入る婚活という選択肢があります。
断りづらさや気まずさを抱えすぎて、自分の気持ちが分からなくなってしまうなら、別の進め方を考えてみてもいいと思います。友達の紹介が悪いわけではありません。ただ、婚活は相手を探す作業である前に、自分の気持ちと向き合うことでもあります。
空のベンチでは、親身に寄り添いながら、必要な時には第三者として間に入ります。友人の紹介にあるような温かさと、仲人としての距離感。その両方を大切にしながら、ご縁を支えていきたいと思っています。
一人で抱え込まなくて大丈夫です。気まずさを少し減らしながら、自分の未来に向き合う婚活を、一緒に考えていきましょう。
